武器の「
D」値を「
隔」値で除算した数値で、主に
武器種を越えた性能比較を行う際の指標の一つ。
オートアタックにおいて隔1(1/60秒に相当)あたりに出すことのできる
ダメージの基準値となる。
DPS(Damage Per Second)は、これに60(隔1が1/60秒にあたる為)を掛けた値で、「1秒当たりの
ダメージ基準値」となる。
人によっては表記と計算の楽さからD/隔に100をかけた値で語ることもある。
武器の強さといえば
D値が真っ先に注目されるが、
オートアタックは一定時間ごとに行われる性質からその間隔も無視できない要因となる。そのため
オートアタックにおける両者のバランスを分かりやすく語るための指標としてD/隔が用いられることがある。
一方、隔不問となる
WSにおいてはD/隔より
D値の重要性が高まるため、多少D/隔に劣っても
D値が高いならばそちらが優先されるということも少なくない。
また、隔が長い方が
振り数削減をしやすいことが多いため、
ストアTP等との絡みから結果的に「D/隔悪く
D値も平凡なのに総合的には強い(強くしやすい)」という評価を受ける
武器も稀に存在する。
勿論、実際には更に
ステータスの変動や
戦闘スタイル、
命中率・
攻撃力・
マルチアタック等も絡んでくるため選択肢は多岐に渡る。
ジョブ間で見た場合、
オートアタックでの
削りの大きい
モンクにとって重要度が高く、
WSの比重が大きい侍では相対的に小さく捉えられている。
WS性能が
武器種によって様々であることとも併せて考えると、そもそもの『
武器種を越えた性能比較を行う際の指標』という価値が昔と比較して下がっている面がある。
総じてD/隔は
オートアタック重視の掘削力指標という意味合いが強く、低中レベル帯では重視する価値がより大きいが、高レベル帯では
WSの威力&比重、
装備の性能&自由度とも上がっていくため余り語られなくなっていく。
遠隔武器に関しては、D/隔を機械的に当てはめることは賢明ではないとされている。(
遠隔攻撃ダメージ計算方法は、現在に至っても逐次手が入れられていることに留意する必要があるが)以下の例からもわかるとおり、D/隔だけを取り上げると、
レリックや
戦績矢を交えても
不動二刀流(0.2405)に圧倒的に劣る。
この例では、D/隔だけに着目すると、
アナイアレイターと
シルバーブレットの組み合わせは、
Lv52から
装備可能な
連邦軍師帯剣+2(D39 隔241 D/隔:0.161)にすら劣る結果となる。このようにD/隔は(
遠隔武器と他の
武器種と比較した場合に)実際の威力をうまく反映できない。
一つの理由は、
遠隔攻撃の
攻撃間隔は全く異なることで、一般的な
武器であれば実際の
攻撃間隔より相当早く打て、「実測間隔=(合計間隔*17)/32+175」に近似するとの
検証結果が出ている。
また、
ダメージ計算方法も異なり、乱数の振れ幅が極端に少なく、
STRでの
固定ダメージ補正が倍になり、レベルによる補正が約半分になると言われている。